12月13日、丹生川文化ホールで「丹生川村誕生150周年記念講演会」を開催し、200名を超える来場がありました。
これは、丹生川まちづくり協議会文化部が中心となり、まち協やすくなっ子教育連携会議、丹生川小学校と共催したものです。
明治8年3月、当時この地域を管轄していた筑摩県からの通達により、大野郡小8賀郷27か村と吉城郡荒城郷5か村を合併し、「丹生川村」と命名されました。その村名は『万葉集』の選歌から名付けたと言われます。
以降、丹生川村は合併や分村などの村域や、町村制の変動はありませんでしたが、平成17年の市町村合併により新しい「高山市」の1つの地域となっています。今年はこの地域が「丹生川」と呼ばれはじめ満150年となりました。
そこで、この大きな節目に地域のあゆみを振り返り、改めて先人に感謝して明日の地域づくりに取り組もうと、記念講演会を開きました。
まず、まち協の村上会長が丹生川を振り返り、映像を交えて生業や暮らしの様子を紹介しました。
つづいて、元高山市郷土館長でまち協文化部長の田中彰氏が「丹生川の輝き続けた150年」と題して基調講演を行いました。江戸から明治にかけた丹生川村誕生前後のこの地域の様子、村名の由来と奈良の丹生川、明治22年の地方自治の始まり、地域経済に大きな影響をもたらした平金鉱山の盛衰などについて解説しました。

最後に、丹生川小学校3・4年生の有志39名が、町方出身の岩島大さん作詞作曲の「にふかわの青」など2曲の合唱を披露しました。まち協では、同会場で歴史資料を展示するとともに、150年のあゆみをまとめた記念誌「とこしえ」を作成し来場者へ配布しました。その後、町内会を通じて加入全世帯へも配付しました。
なお、記念講演会の様子は、まち協YouTubeチャンネルでご覧いただけます。150年のあゆみを皆さんで共有したいと思います。↓
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