平湯街道探訪ロングトレイル その2

 飛騨の中心地高山から東方の平湯へ通ずる主要道路は、かつて平湯街道と呼ばれていました。丹生川地域内では小8賀川に沿って日当たりのよい右岸側と日陰の多い左岸側の両側に人馬の往来があったと言われています。
 8月11日、その道筋を使った「平湯街道探訪ロングトレイルその2」という催しがあり、15名が参加しました。
 町方から平湯までの道筋を実際に歩きながら郷土の歴史を知り、それらを地域資源として生かそうと、まち協文化部が昨年初めて企画したもので、今年は2回目です。
 根方地区コミュニティーセンターから鍾乳洞入口までの約3・8キロを歩く予定でしたが、生憎の荒天となり途中を車移動で端折りながら時間を短縮して実施しました。
 道すがら、田中彰文化部長から根方の琴淵の碑や岩陰遺跡、笠根城や板殿城、白井の日抱神社、上小野集落などの解説があり、最後は日面の善久寺で両面宿儺像などを拝観しました。田中部長は「歩いてこそ気づける風景や人々の暮らしなどから、郷土の歴史を見つめ直して欲しい。」と話していました。
 この平湯街道は、今年7月にオープンした松本・高山を結ぶ全長117キロメートルの歩く道「信飛トレイル」の一部と重なります。まち協文化部では来年以降も平湯までの道筋を歩きたいと考えています。

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